May 2025
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会社経営について想うこと(ヒトの観点① 現状)
人手不足が深刻化しているのは、周知の通りです。ただ今後については、その状況が加速的に進むと考えています。15歳〜64歳の生産年齢人口は1995年の約8,700万人から現在は約7,300万人へと大幅に縮小、総人口は2008年の約1億2,808万人をピークに減少傾向に入り、現在(2025年時点)では約1億2,400万人台まで減少しています。ただ、これまでの人手不足は、主に以下の要因で緩和されてきました。 <緩和要因>① 女性・高齢者の労働参加率上昇この25年で女性は約15%、65歳以上69歳以下の高齢者は約20%も労働参加率上昇。各々約72%、54%となっています。今後これ以上の大幅増加は、感覚的にも難しいと考えます。➁ 外国人労働人口の増加現在約240万人でこの25年で200万人以上。2000年代初期には、40万人以下とほぼ存在しなかった労働力。然しながら、社会保障のただ乗りや犯罪率増への不安等を考えると、今後更なる労働力増への寄与は期待薄。 一方で、生産年齢人口の減少は大きく進みます。今年の65歳人口230万人が退場すれば、14歳人口100万人では全く補えず、1年でなんと130万人も労働力が減る貌になります。 このような深刻な直近未来に、企業としてどう対応するか、一緒に考えてみませんか?(=伴走支援)現状・近未来を現実的に把握して方法を模索すれば、他企業と一歩も二歩も差をつけることが可能と思います。

