
長い銀行員人生の中で、現状改善するだけでは再生が不可能で、抜本的な
支援が必要だと感じるケースが結構ありました。ただ当時は金融機関が
債権放棄等で協力する事は非常にハードルが高く、結果会社・代表者共に
法的整理等、方法が極めて限定されているという認識でした。
ところが、茲許状況が大きく変わりました。私は銀行員キャリアの最後で
再生系の部署を経験し、その変化を現場で肌で感じることが出来ました。
中小企業活性化協議会という公的機関主導の企業再生が、年間6,000件以上と実績が上がってきたこと、
同時に保証人ガイドラインが法的に整備され、自己破産しなくても経営者保証解除が可能になったことが、
この変化を大きく進めているものと思われます。
銀行員として法人取引の最前線でいた私でさえ、残念ながら上記の変化に気づきませんでした。
再生系の専門部署に配属されなかったら、今も同じ状況が続いていたでしょう。
そう考えると、皆さんが普段接している銀行員が、この種の事を熟知し、的確なアドバイスが出来るとは
極めて考えにくいのです。是非私に一緒に考えさせてください。(=伴走支援)

